どうも鈴木テツです。
資産運用にはまっています。
今回は、2020年になりましたので新たに付与されたNISA枠を使って、株式のポートフォリオの更新をしたいと思います。
NISA運用の投資戦略
ぼくの場合、購入する株は高配当株一択です。
思考を放棄しているようで恐縮ですが、ぶっちゃけると株価の上げ下げなんて、どうなるかわからないからです。だから株価の動きは追わない。これ鉄のマイルールです。わい、チャート、見ない。いつも、逆に、行くから。
それよりも大事なのは、非NISAの口座と組み合わせて最大限の節税効果を得るという点です。
簡単に言うと、非NISAの口座で持っている株で含み損になっているものを売却してしまって実現損にして、他の株式の配当金や売却益に対する税金を回避しようというものです。
一方、売却した株式はNISA口座で買い戻し、配当をもらいつつ、じっくり株価が戻るのを待つというものです。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、是非ご覧下さい。

というわけで2020年が始まりましたので、ポートフォリオの更新、つまりは
- 非NISA枠で保有している株式の売却とNISA枠での買戻し
- 新たに120万円分でNISA枠と非NISA枠で購入
を今回実施するというものです。
現状のポートフォリオ
現状保有している株式は以下の8銘柄です。
非NISA口座 | NISA口座(2019年枠) |
JT | 出光興産 |
みらかHD | 日本郵政 |
藤商事 | 阪和興業 |
キヤノン | あおぞら銀行 |
青山商事 | カナディアンソーラー |
昨年11月に高配当のみを条件に選択し、取得しました。
詳細は以下の記事をご覧頂ければと思います。

それぞれの取得額と現在価格(2020年1月24日現在)は以下の通りです。
4万円損している。。。
あきらかに空しい青山商事の独走と悲しい出光の追随ですね。
2強です。含み損の飛車角です。
出光はさておき、こちら青山の直近5年間の株価推移です。
きれいな下り坂ですね。こちらは2000年からの20年間の推移です。
20年間浮き沈みがあって、現在は底値圏内と言えそうです。ここ20年間の底値の1,000円くらいまでは落ちそうなトレンドですので、現在株価が1,500円くらいなので、まだまだ下がりそうです。1,000円で底を打ってくれればいいのですが、、、
おっと、こうゆう株価予想は、Unknownであり、Nobody knowsなので、一切せず配当利回りさえ確保できればこのNISA投資では良しとしておりますので、なんらOKです。
というわけで非NISA口座で含み損になっている青山商事とJTを一旦売却して売却損を実現させた後、NISA口座で買い戻します。
売却前に、配当政策に変更がないかの確認
含み損の観点では青山商事とJTが非NISAからNISAへの組み換え候補となりますが、そもそも配当政策を変更して減配するような会社があれば、ぼくにとって保有の意義はありませんので、これは手放すことになります。
保有している会社を調べてみると、残念ながら1社ありました。
阪和興業です。
2019年11月11日に以下発表をしています。
当期の配当については、中間配当一株当たり 75 円、期末配当一株当たり 75 円とする方針でした。しかしながら(中略)、期末配当につきましては、今後の業績への影響見通しが得られ次第、速やかにお知らせすることといたします。
つまり配当は未定。あるかもしれないし、ないかもしれない。もしなかったら配当利回りは半減、株価も下落すること必至ですが、2019年のNISA枠で保有してしまっている銘柄ですので、現状は継続保有とします。
というか、ぼくが阪和興業を取得したのが2019年11月15日なので、既に期末配当が無いかも知れないという発表は11日にされているので、発表後に取得しているんですね。今知りました。高配当だ、と飛びついたのに実は未定だった。。。自分のリサーチ力の甘さに自己嫌悪です。
それ以外の銘柄については現状配当政策には変更ないので、問題はなさそうです。
というわけで、青山商事とJTを一旦売却して売却損を実現させた後、NISA口座で買い戻します。
新規NISA枠と非NISAで、120万円分の新規高配当株の取得
続いては2020年のNISA枠と非NISA枠で120万円の株式の購入を行います。
今回はこんな手順で選定していきました。
①SBI証券でスクリーニング
SBI証券の【高配当銘柄(主力銘柄)】というもともと設定されている条件でスクリーニングを掛けました。
これは東証1部、2部、マザーズ、ジャスダックを対象に、時価総額100億円以上、予想配当利回り3%以上の銘柄に絞るものです。
すると238件ヒット。
②その中で予想配当利回りの上位から、既に保有してる銘柄を除く
既に持っているものを買い増して増強したり、ナンピンしたりするのも一つの有効な投資手段です。
ですが、ぼくの投資戦略は株価には興味を持たず、あくまでインカムゲインのみを追求するものですので、分散投資をしてリスクをミニマイズする方針の為、既に保有してる銘柄は追加取得はしないことにしました。
③配当政策に変更がないか確認
絞り込んだ中で上位から順に1社ずつ配当政策に変更がないか確認していきます。
具体的には適時開示の欄から、直近で配当についての発表や決算短信を見て、配当額に変更がないかを点検していきました。
④銘柄絞る
上記①②③の手順を経て合計120万円になるまで上位から選定していき、以下の7銘柄に絞りました。
- 日本電信電話
- FPG
- ソフトバンク
- ミクシー
- ツバキ・ナカシマ
- 双日
- みずほHD
⑤配当利回りが高いものから順に120万円になるようにNISA枠から取得
実際に2020年のNISA枠で購入していきます。青山商事とJTを買っているので、残りの枠は約80万円。この金額になるように割り当てていくと、今回のNISA枠で新規で買う銘柄は、日本電信電話とFPGとソフトバンクと双日の4銘柄。
残りのミクシーとツバキ・ナカシマとみずほHDを非NISA枠で新規取得しました。
更新後のポートフォリオと売却損
というわけで、2020年1月24日に実際に売って買い戻したり、新しく買ったりした結果、ぼくのポートフォリオは以下の通りになりました。
利回り約5%の株に総額350万円の投資です。
配当に対して、NISAはもちろん非課税ですが、今回青山商事とJTを売却したことで非NISA枠で売却損が56,241円発生しておりますので、損益通算で非NISA枠でも配当に対して節税出来ます。
非NISA枠は6銘柄で112万円ありますので、5%の利回りとして5.6万円が年間配当として税金がかからずに受け取れる試算です。中間配当や期末配当のタイミングの違いはありますが、、、
まとめ
というわけで2020年のぼくの株式投資の活動が本日あっけなく終了しました。
あとは配当が予想通り入ってくるのを待つだけです。
敢えて株価の予想を放棄して配当に絞り、かつ年一回のみの売買だけを実施する超絶効率的投資法。それなりの節税も出来て、メンタルも安定出来て、おすすめです。
ではでは、また1年後に!
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