【実例】P社の貯蓄型保険の返礼率を公開|資産運用としておススメか

貯蓄型保険

どうも鈴木テツです。

 

サラリーマンをしながら資産運用にはまっています。

 

色々な資産運用の方法があると思いますが、貯蓄型保険も有効な資産運用の一つだと思っています。になると思います。

 

ですが気になるのが返戻率です。

 

生命保険ですから死亡もしくは高度障害の時に備えたものではありますが、そこでいくらもらえるかというより、資産運用としての面を重視しているぼくとしては、はっきり言って

 

返戻率しか興味ありません。

 

そこで実際に自分の入っている保険の利回りについて考え、有効な資産運用なのかどうか検証しました。

 

資産運用を考えている方や、掛捨から貯蓄型保険への変更などを考えている方に参考になればと思います。

 

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実際にぼくが入っている貯蓄型保険

実際にぼくが入っている貯蓄型保険は、大手P社の米ドル建のものです。

 

一応保険ですから保証内容は

・死亡時に$100,000(約1,100万円)もらえます。

・もしくは65歳まで払い込んだら、65歳以降年金という形で$1000/月もらえるというものです。

 

保険料の方は、年間$3,200払っています。

 

街の保険の相談窓口でこの保険を見せると「いいのに入ってますね」と言われます。

 

ですから騙されたわけではなく、そこそこ良い保険ということのようです。

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実際の払込金額と返礼金と返戻率

実際にぼくが入っている貯蓄型保険の実例がこちら。

経過年数と払込保険料累計と解約返戻金と返戻率は以下表の通りです。

単位は【US$】です。

経過年数 年齢 払込保険料累計 解約返戻金 返戻率
4 31歳 12,700 8,700 69%
5 32歳 15,900 12,000 75%
6 33歳 19,000 15,400 81%
7 34歳 22,200 18,800 85%
8 35歳 25,300 22,400 89%
9 36歳 28,500 26,100 92%
10 37歳 31,700 29,900 94%
11 38歳 34,800 33,500 96%
12 39歳 38,000 37,200 98%
13 40歳 41,200 41,100 100%
14 41歳 44,300 45,100 102%
15 42歳 47,500 49,200 104%
16 43歳 50,600 53,500 106%
17 44歳 53,800 57,900 108%
18 45歳 57,000 62,500 110%
19 46歳 60,100 67,200 112%
20 47歳 63,300 72,100 114%
21 48歳 66,500 77,200 116%
22 49歳 69,600 82,500 119%
23 50歳 72,800 87,900 121%
24 51歳 75,900 93,600 123%
25 52歳 79,100 99,500 126%
26 53歳 82,300 105,600 128%
27 54歳 85,400 112,000 131%
28 55歳 88,600 118,500 134%
29 56歳 91,800 125,300 136%
30 57歳 94,900 132,300 139%
31 58歳 98,100 139,600 142%
32 59歳 101,200 147,100 145%
33 60歳 104,400 154,900 148%
34 61歳 107,600 162,900 151%
35 62歳 110,700 171,300 155%
36 63歳 113,900 179,900 158%
37 64歳 117,100 188,800 161%
38 65歳 120,200 198,100 165%

 

この保険では米ドル建になっています。為替の変動はどうなるかは全く読めませんので、今回は一切考慮しないで米ドルベースで考えていきたいと思います。

 

この保険は返戻金が加入から14年目から払い込んだ保険料を超えてきます。

つまり14年目以降から返戻率が100%を超えてくることになります。

 

その後の利回りについて確認してみましょう

加入後20年目

払い込んだ保険料が63,300ドルに対して返戻金は72,100ドルです。

 

よって返戻率は114%になります。

 

20年かけて元本が14%しか増えないという事です。

 

例えば配当利回りで5%を達成すれば、元本は3年で15%増えるということになりますので、P社の保険は魅力的な利回りとは言えないかなと思います。

 

では支払期間の最後の65歳、つまり加入してから38年後を見てみましょう。

加入後38年目

実は150%です

 

払い込んだ保険料が120,200ドルに対して返戻金は198,100ドルです。

 

よって返戻率は165%になります。

 

38年かけて元本が65%しか増えない、つまり単利で1年で約2パーセントというのが単純な利回りです。

 

配当利回りを追求すれば5%を実現できる株式投資に比べると、やはり魅力的な利回りとは言えないですね。

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【結論】利回りは全く魅力的ではない

配当を追求すれば利回り5%を実現できる株式投資に比べると、やはり貯蓄型保険は魅力的な利回りとは言えないですね。

 

結論としては、資産運用のためだけに貯蓄型の保険に入るのは、利回りという部分ではあまり有効な手とは言えないということがわかりました。

 

尚、繰り返しになりますが、今回紹介したぼくの保険は他の保険屋や、保険の相談窓口で見せても「良い保険」と言われるもので、それでもこの利回りです。

 

では株買って配当稼いだ方が良いのでは、といういうと積立保険のメリットはもちろんあります。

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株式投資と比べた貯蓄型保険のメリット

株式投資と比べると、貯蓄型保険のメリットは以下の3つがあると思います。

貯蓄型保険の魅力① 元本保証

やはり元本保証は大きいです。

 

ぼくの保険では14年目までは返戻金が払込保険料を下回りますので、元本保証とは言えないですが、14年目さえ過ぎたら、あとは元本は保証されます。

貯蓄型保険の魅力② 確実な利回り確保

元本保証の上に、14年目さえ超えたらあとは、毎年決まった利回りが確保できます。

 

仮に14年後の世界経済が崩壊していても利回りは保証されます。

貯蓄型保険の魅力③ 死亡保障

あくまで生命保険ですので、死亡時や高度障害のときには元本を大幅に上回る保険金が受け取れますので、遺された家族にはお金を残すことが出来ます。

 

強引に今死んだと仮定すると、25,300ドル払っていて100,000ドルが返ってきますので、利回りでいうと400%です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

ぼくの実際に入っている保険という一例ではありますが、貯蓄型保険による運用の実際の利回りやメリットを紹介させて頂きました。

 

資産運用を考えている方や、掛捨から貯蓄型保険への変更などを考えている方に参考になればと思います。

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