10年間総合商社に勤めて再認識したサラリーマンの経済的メリット【年間216万円】

商社の実態

どうも、総合商社マン11年目の鈴木テツです。

 

10年間、総合商社マンとして勤務してきた中で、激務や中間管理職的な間に挟まれる心労等のデメリットも感じておりますが、せっかくなのでポジティブなメリットを整理したいと思います。

 

その中でも視覚的にわかりやすい経済的メリットに絞ってみました。

要はお金で換算出来るメリットです。

みなさまにも何かの参考になればと思います。

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経済的メリット総額はなんと216万円!!

僕が現在置かれている環境からの強引な考察ですので、個々人の状況次第では、各項目のメリットは変わってくるかなと思いますので、あくまでご参考まで。

 

最初に結果を言っておくと、年間の給与以外の経済メリットは

 

216万円!!

 

金額自体はタイトルで書いてるのでここで改めて赤字で太字で大きめに

 

216万円!!

 

って言われても驚きはないですね。

 

でもね。

 

給与以外ですよ、給与以外。

 

給与以外で216万円も実質お金もらっているようなものって考えたらすごくないですか。

 

頑張ってバイトしてもそうそう稼げない金額を付随的に享受してるって、ありがたや~

 

でも退職してフリーランスになると、これが個人負担になると思うとややゾゾゾッとします。。。

 

ではでは、順番に金額が大きい項目順に見ていきましょう。

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住居費(年間 1,200,000円)

住宅手当については、企業毎に福利厚生があると思いますので一概には言えませんが、僕は現在社宅に住んでいます(現在は、マンション買って引っ越してしまいましたが)。普通のマンションを会社が借りている形態ですので、お隣さんは普通の社外の一般家庭です。

 

実際の家賃と社宅使用料として払っている金額の差が約10万円あります。

 

これはでかい!

 

さらには敷金・礼金は不要です。

 

これまたでかい!!

 

住む場所を選べないというデメリットはありますが、今の場所には満足しているので、このメリットは超絶怒涛にデカい!

 

毎月10万円のメリット×12か月で年間1,200,000円のメリットと試算しました。

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海外出張によるマイル(年間 360,000円)

うちの会社にも出張族がいます。年の半分くらい世界のどこか飛び回ってます。日本で住民税納めてるの馬鹿らしくない?ってくらい日本にいない人もいます。最近は大型減損などで赤字になってビジネスクラス自粛モードもありますが、やはりビジネスクラスで行かせて貰えることが多いです。

 

出張先は担当業務によってアジア中心、アメリカ中心、ヨーロッパ中心、アフリカ・中東中心等々、まちまちです。かくゆうぼくは、ここ数年はヨーロッパを中心年に数回は出張に行っています。田舎ものの鼻たれ小僧だったぼくも、したり顔でヒースローよりフランクだよなーとか、えっお前ヘルシンキ経由なの!?とか言ってます。

【合わせて読みたい】華麗なの?旅行なの?総合商社の実態【海外出張編】

 

ここでのメリットの試算は、米国出張を月1回として、月10,000マイルが貯まるとして、1マイル=3円として30,000円/月、年間360,000円としました。

 

円にすると360,000円ですが、会社のお金で出張してマイルを稼いで家族の旅行に使って、マイレージクラブのグレードを上げて、クリスタルだのダイヤモンドだのになって航空会社からちやほやされて、、、

 

ITが発達して電話会議やTV会議なんかも簡単に出来る時代ですが、そりゃこれだけメリットがあると出張族は減らないですね。

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ふるさと納税(年間270,000円)

これはサラリーマンだけのメリットではないですが、素晴らし過ぎるメリットなので。

 

2017年は27万円、2018年は35万円、2019年は41万円を全国津々浦々に寄付させて頂きました。

【合わせて読みたい】2019年ふるさと納税の記録|最強のデスク&チェアを見つけました

 

尚、年収の増加とともに寄付額も順調なる右肩あがりをしております。年功序列最強です。

 

ありがたや~ありがたや~

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携帯電話支給(年間 131,000円)

会社から個人的にスマホが支給されています。これにより24時間365日、社内メールのやり取りが可能になり、電話がいつ掛かってきてもおかしくない状況になります。

 

ある意味業務からニゲラレナイ状況にはなります。。。

 

ただ支給は無料ですし、支給された機種が(2年前だったんですが)iphone6。それまでは個人的にはアンドロイドを使っていたので、iphoneの使いやすさに感動したのを覚えています。

 

更にプランはかけ放題、データもたっぷり使えるプランで使いたい放題。

 

LINE、Twitter等のアプリを入れても会社にはどのアプリを入れているかはわかってしまいますが、内容まではわからないそうなので、堂々と会社携帯で私用のやり取りをさせてもらっています。

 

更に僕はスマホのゲーム等はしないので、プライベート携帯はもう凍結してしました(会社には内緒。)

 

初めの頃はプライベート携帯も維持していたのですが、会社携帯を使うようになって家族との遣り取りも会社携帯でするようになりました。

 

そうこうしているうちにプライベート携帯の方をあまり使わなくなり、つい家に2週間くらい放置してたんです。ふと思い出して、電源つけようとしたら当然、電源は切れている。そこで充電して再起動したのですが、

 

 

着信もLINEも、誰からも何にも入ってなかったですから。

 

 

そりゃ凍結もしますって(涙声)

 

今回の試算は、当時のiphone6の本体価格7万円を2年で分割して払ったとして年間35,000円、月額利用料金8,000円として12か月分で96,000円が年間での削減額としました。

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自社株会の奨励金(年間+90,000円)

多くの会社では持株会という自社株を買う仕組みがあります。

 

この仕組みで持株を買うと、多少の制約はあるものの、多くのメリットがあります。そのメリットの一つが奨励金と呼ばれる、会社が自社株を買う資金の一部を追加で出してくれるものです。

 

ぼくの会社では10%の奨励金が出ることになっています。

 

そこでぼくは奨励金のメリットを最大限もらうため、上限である毎月50,000円、年2度ある賞与月にはその3倍である150,000円と設定しています。

 

よって年間900,000円を持株取得の為に資金を拠出することになるわけですが、その10%が更に会社からもらえるわけです。それが90,000円。ありがたいですね~

 

株価が取得価格よりも低迷していれば、意味ないのですが、この自社株買いはドルコスト平均法よって投資を続けており、長期的に見ると負けにくい最強の投資法なんですね。

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通勤定期(年間 52,000円)

これは会社から通勤費を支給されていて、それで定期を買うだけなので平日のメリットは何もないです。ただ週末はメリットありありです。

 

僕は車を持たないので、週末も基本電車移動しています。

【合わせて読みたい】タクシー乗ればよくね?車の保有コストを徹底検証

都心まで出かけたとしても通勤定期の範囲ならただで移動可能。これは割と積み上げるとでかいのです。

 

今回の試算では家から都心まで往復1,000円くらいしますので、土日どちらか一日出かける前提で年間52週で52,000円の交通費がうきます。

 

更にちなむとですが、ぼくは帰宅は走って帰るという江戸時代的な移動手段で交通費を浮かせておりますので、経済的メリットは更にあるという最強の守銭奴をやらせてもらっています。

【合わせて読みたい】節約&運動不足解消|走って帰宅は一石二鳥

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社内販売(年間 40,000円)

うちの会社は社員向けに様々なものが販売されています。

 

車、保険、旅行、マンション、ブランド服、小物、、、どれも半額とか大袈裟なものではなく、定価の10%-20%オフになったりするものですが、僕もたまに旅行やYシャツなんかを買う際にお世話になっております。

 

一概にいくら得したかはわかりにくいですが、今回の試算ではざっくり夏休みなんかの家族旅行で20万円が20%オフで4万円得した、としました。

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雑誌読める(年間+18,000円)

ぼくのデスク周りにはマニアックな業界雑誌しかないですが、社内には簡単な図書館があり、種類はそこまで多くはないですが、有名なビジネス書や小説、地球の歩き方なんかも置いてあります。

 

また雑誌(経済紙だけでなくファッション誌等もあり)も最新号がそろえてありますので、意外と役に立ってます。

 

こちらもメリットは一概には言えませんが、月に500円の雑誌2冊と500円の小説を1冊読むとして、月1,500円の書籍代が浮くとして計算。

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プリンター使える(年間+2,400円)

これも細かいですが無視できないメリットと思っています。

 

例えばこないだ、知り合いから使わなくなったテレビとブルーレイを譲り受けました。ただ取扱説明書は無いとのこと。そこでメーカーのHPから取扱説明書のデータをダウンロードして印刷しようとしたら、テレビとブルーレイ合わせてなんと250.ぺージもある。

 

コンビニで印刷してたら2,500円。でかい!

 

てわけで会社の昼休みに周りのみなさまがいない間にこっそり250枚印刷させて頂きました(偉そうに言えないですが両面白黒ですよ、念の為)。

 

他にも各種申込み書の印刷や、免許書のコピーが必要なんかのときは、コピー機を使わせてもらっています。

 

たかだか1枚10円の印刷ですが、されど10円の印刷。

 

積もれば影響はでかい。

 

一か月で個人的な目的で20枚を印刷するとして月200円、年間2,400円のコピー代が浮きます。

これはお金というよりコンビニ行ったりする手間が浮く方が大きいかもしれません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

多少強引な部分あったり、多少モラルに反する部分があったりしましたが、給与以外でこれだけのメリットがありました。

 

もし退職してフリーランスに、なんてことを考えているとしたら給与がなくなる上に、これら経済メリットも失われることを考える必要がありそうです。

 

退職を考えている方も今一度、自分のサラリーマンとしての経済的メリットを考えた方が良いかもしれません。

 

その上で、デメリット(時間的束縛、心理的ストレス)との比較で判断すべきかと思います。ぼくはそれでも自由になりたひです。

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