500万円を失いました|仮想通貨投資から得たもの

仮想通貨投資

どうも鈴木テツです。

 

資産運用と投資と節約にハマっています。

 

そんなぼくの恥の多い投資歴の中でも圧倒的な黒歴史と呼ばれるのが、仮想通貨投資です。

 

仮想通貨バブルの少し前の2017年9月から仮想通貨投資に参入し、2019年3月までの約1年半の間、仮想通貨投資を行っていました。

 

この投資は結論として540万円が40万円になりました。

つまり500万円損しました。

 

当時は気が狂いそうになりましたが、一つの糧にしたいと思い、ここに記録をまとめます。

 

仮想通貨で同じように損をした人、現在損を抱えている人、これから仮想通貨投資を考えている人に、この現実を知って頂き、糧にしてほしいと思います。

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Zaifの主要銘柄へ投資して232万円を失いました

Zaifというのは日本における仮想通貨の主要取引所の1つです。

 

この取引所で取り扱っている仮想通貨のうち、メジャーと思われる6銘柄に総額254万円を2018年1月4日、年始早々に投資しました。

 

その後、Zaifにおいて通貨を盗まれるという洒落にならんことがあったり、事業を別の会社に譲渡したりと色々ありましたが、ぼくのこの企画もまた、洒落にならん結果になりました。

その投資の結果がこちらです。

254万円が22万円。10分の1以下になりました。

 

というか、10分の1以下になったというよりも232万円失ったという絶対額の方が衝撃です。

 

232万円あったら車買えてます。10万円の家賃の家に2年間住めてますし。世界一周クルーズなんかも出来そう。。。

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Coincheckの全銘柄への投資して23万円を失いました

Coincheckも日本国内の仮想通貨の取引所です。こちらもZaif同様、2018年1月から開始し、当時Coincheckで取り扱っている仮想通貨、全13種類に3万円ずつ、総額39万円を投資しました。

 

その後、Zaifと同様で波乱万丈ありました。

XEMという通貨が盗まれ闇のサイトで売りさばかれたと思ったらCoincheckが日本円で補償してくれたり、匿名性の高い仮想通貨の取り扱いをやめたりと色々ありました。

 

そんな波乱万丈色々ある中で、それでも全く変わらないものがありました。

 

それは、投資してからの資産の目減りです。

こちらが資産の推移です。

ほんとキレイな急こう配の右肩下がりです。

 

2018年11月頃からは低位安定を維持して、2019年の3月に「もうこれはあかんわ」と思い、売却を決意し、損切しました。

 

尚、もともと投資開始時のポートフォリオはこんな感じでした。

それぞれに3万円を均等に投資してますので、13種類のカラフルなバランス取れたポートフォリオでした。それが売却によってこんなにポートフォリオになりました。

売却によって、きれいな一色の円グラフになりました。

 

で、通貨毎の下落率も一覧でまとめました。尚、もともと13銘柄あったのですが、盗まれ、取り扱いを止めた等、色々あって結果としては9銘柄になりました。ですので総額は27万円の投資になっています。で結果がこちら。

27万円→4万円(▲85%)わずか1年と3か月で資産は85%オフになりました。

 

1年前には27万円で買えたものが今や4万円で買えるという、アマゾンも楽天も見習ってほしいスーパーセールです。

 

ほぼ全ての通貨が90%オフに近いセールを誇っています。誇り散らかしていると言った方が正しいです。

 

そんな中、唯一50%台の下落率に留まっている通貨があります。

それが盗まれたXEMです。

この投資を始めてすぐにハッカーによって盗まれダークサイトで売り飛ばされ、円(ジャパニーズYEN)で返金されてきたXEM。結果としてXEMが一番この投資において貢献してくれました。

 

4万円になってしまった資産ですが、その1万3千円はXEMが占めています。

当時、盗まれたXEMに対して「円で返金します」という対応を取ったCoincheckに対して、

 

「XEMで返せ!」
「強制売却させられた!」
「日本円なんていう通貨いらねぇんじゃ!」

 

と騒いだものですが、今やもう

 

「盗んでくれてありがとう!」
「円で返してくれてありがとう!」
「日本円最強!」

と思っています。

 

1年経てば、時代も人も環境も気持ちも、全て変わるものです。

「万事流転」そんなことを思う投資になりました。いずれにせよ分析を踏まえずともこの投資は大失敗ということになります。

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草コインへ投資して36万円を失いました

そもそも草コインとは何か。それは仮想通貨バブルの2017年末あたりに雨後のたけのこのように、わらわらと誕生した1,500種類以上もある仮想通貨の中でも、取扱い量が限定的だったり、時価総額が小さかったりする信用性に欠けるような通貨のことです。

 

草コインの名称は、まだまだスタートアップということで芽生えたばかりの通貨ということで「草」と名付けれた説や、笑えるほど信用もないということで「笑」を文末等につける「w」にして「w」が草に見えることから「草」コインと名付けれらた等、諸説あります。

草コインはこのように取扱量が少なかったりするので、その分、値段のボラティリティが高く、ハイリスクハイリターンの投資向きの通貨でした。もともと仮想通貨への投資はハイリスクハイリターンと言われていましたので、その中でもハイリスクハイリターンとなると、要すれば超絶怒涛の空前絶後のハイリスクハイリターンということになります。

 

実際、当時はちょっとインフルエンサーが取り上げるだけでその価値が数倍、数十倍になっていました。仮想通貨で資産を形成した人はこの波にうまく乗った方も大勢います。

 

そんな草コインに夢を乗せて分散投資をしました。開始時期はZaifやCoincheckと同様、2018年1月4日です。
開始当初は、0.5BTC(当時約85万円)を全部で14銘柄へ投資する企画でしたが、海外取引所の日本人の締め出しや、Coincheckで取り扱い不可になった4銘柄の受け入れ等で、入れ替えなどの動きがあり、結果としては13銘柄に0.31BTCを投じた企画になりました。

2019年3月の結果
2019年1月の各銘柄と総額の結果はこちら。

0.31BTCが、0.43BTCになり、増えました。

グラフを見て一目瞭然ですが、ひとえにバイナンスコインのお蔭でしかないこの結果。バイナンスコインとは、バイナンスという仮想通貨取引所が発行しているコインです。

 

尚、バイナンスコインの価格の推移がこちら。

年明け以降の継続的な上昇によりぼくの資産も上昇したのでした。

ありがとうバイナンス!
ありがとう!バイナンス!ありがとう!ジャオ・チャンポン!アナタノオカゲ!!(ジャオ・チャンポンはバイナンスの創設者)

ちなみに、ビットコイン建では増えましたが、実際の円建ではどうなったか。

最初に0.31ビットコインを買うために支払った円貨は当時540,000円でした。

そして今全てをビットコインに替えて手元に残った0.43BTCを円貨にした所、当時のビットコインの単価が428,000円程度ですので185,000円。

 

つまり54万円が18万円になり、36万円を失いました。

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XPコインへの投資で203万円を失いました

最後は、草コインの代名詞、XPコインへの投資です。

これは投資というよりも「マイニングしてみたい!」という知的好奇心により実施してきたものでした。

マイニングとは、最初に自分のパソコンにXPコインのウォレットなるもののダウンロードをして、放っておくとXPコインが増えるというものです。胡散臭い話ですが、当時は画期的としてブームになったので、自分もやってみたかったのです。

 

マイニングの実績ですが、2018年の1月から2019年3月までに掘り起こした枚数は、367万枚でした。

 

つまりぼくはこの世の中に、367万枚もの電子ゴミを掘り起こして新たに供給したという罪深いことをしました。

しかし、今後の仮想通貨がどういったトレンドを描いて一般的になるかわかりませんが、中央集権でない仮想通貨の根幹をなすこのマイニングという仕組みを実際に体験し、肌感覚で感じたことはやはり良い経験にはなったかなと思います。

 

マイニングはさておき、おっそろしいのは投資の記録です。

 

当時828万枚を調達するのに必要な円貨は204万円でした。2019年3月に撤退したときはマイニングによって1,195万枚保有しておりました。これをウォレットからcoinexchangeという取引所に送金しました。

 

そしてcoinexchangeでこのXPコインをDOGEコインに換金し、DOGEコインをビットコインに換金し、そのビットコインをZaifのビットコイン口座に送金し、Zaifにて円貨に替えたら7,267円でした。

 

 

7,267円でした。

 

 

 

7,267円でした。

 

 

 

7,267円でした。

 

 

 

ヒロシです。ヒロシです。Hiroshiです。ひろしです。。。

 

204万円が7,267円になりました。

204万円を投じて、203万円失いました。。。

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仮想通貨投資で総額500万円を失って思うこと

せっかくなので、500万円の損失を出したことで今思うこと、得たことをまとめます。

生き延びている有難みを実感

失った金額は500万円というとてつもない大きな金額です。

 

ですがぼくは生きています。

 

仮想通貨バブルのときは億り人という巨額の資産を築いた人がいる一方、飲まれてしまって資産をすべて失ってしまった人もいます。

 

FX等のレバレッジ取引では、失うどころか数千万、億円単位の巨額の借金を抱えてしまったという人もいます。

 

そんな中である意味、投資もバブルもド素人のぼくが500万円の損失で済んだのは不幸中の幸いと今では考えています。

バブルを経験できた

2017年年末から2018年の年初にかけては、間違いなく完全に仮想通貨バブルでした。

 

ですがバブルのさなか、当事者にはバブルであるという自覚は全くありませんでした。

 

当時のぼくは、仮想通貨は上がり続けると本当に信じて疑っていませんでした。むしろこの波に乗れていない周りの人間を心の中で馬鹿にすらしている始末のどうしようもない高値掴みピエロ野郎でした。

 

90年代前半の日本のバブルなんて、今から冷静に見れば過熱状態は明らかで、はじける前に資産を避難しとけばいいのに、なんて思っていましたが、まさか自分がこんなことになるなんて、、、ほんとバブル怖いです。

 

ですが、一度傷を負ったので、次回何かのバブルのときには冷静に対処できるような気がします。

分散投資意味無し

分散投資によるリスクヘッジはときに意味を為さないことを実感しました。きちんと分散する際は、本当に分散しているか、分散の意味を為しているか、考えないと、と当たり前のことを実体験として思い知らされました。

ガチホ・脳死ダメ

今回1年2ヵ月の投資期間を経て、結果大損をこいて撤退するわけですが、この間、このお金は、価値を減らしながら、死んでいたわけです。

正直仮想通貨への投資は、バブルが崩壊した際に冷静になったときに「失敗」を認識していました。しかし、何もアクションせず「ほっとこ」というガチホ・脳死を選択したわけです。

 

結果、損失はどんどん膨らみ、500万円ものお金を失いました。

 

ガチホ・脳死は何の生産性も無いです。この場合の生産性は「自分にとっての糧になっているか」ということです。投資にタラレバはなく、投資をしている以上、失敗もありますが、そこから得られる知見は必ず次の投資に活かせると思います。

 

しかしガチホ・脳死では、次に活かせるであろう糧になるものが得られませんので、投資の際にもっとも避けるべき行為だということが分かりました。

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まとめ

仮想通貨投資は、失ったものは大きかったですが、得るものもたくさんありました。

 

その中でも、市場で失った500万円を取り戻してやる!という熱い目標が出来たことが一番大きいかもしれません。

しかも一度大きく負けていることからメンタルの強化、資金繰り管理の重要性等も十分に認識しました。

 

大きな損で気が狂いそうになりましたが、それもいずれの大成功の序章にすぎないというくらいのプラス思考で、これかも投資と向き合いたいなと思います。

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