どうも鈴木テツです。
投資や資産形成にはまっております。
株やったり、投資信託やったり、FXやったり、会社ではWACC見たり、、、と色々投資関連に触れる機会がありますが、その土台であり基礎であり母となっているのが国債だったりするんですよね。
なぜなら国債の利回りはリスクのないリスクフリーレートだからです。リスク=リターンであって、リスクが無い国債で得られるリターンが最低のリターンです。国債以外の投資は、どれだけリスクを取ってリターンを増し増ししていけるかどうか、という話だからだと個人的には理解しています。
ただ印象としては国債の利回りはほぼゼロという理解で、買う価値無しと思っていますが、実際の所どうなのか、今回は国債について自分なりに調べてみました。
そもそも国債とは?
それではいつも通りのそもそも論の「国債とは?」ですが、ざっくりとわかりやすいことで有名なWiki先生に聞いてみると
国家が財政上の必要によって国家の信用によって設定する金銭上の債務。国家が発行する債券。国庫債券の略称。
そうですよね。まぁ当たり前ですが、国が発行する債券ですね。国が資金調達する際に発行して、債権者には利息を払いつつ、期日が来たら元本を返済するというものです。
国という(基本的には)破綻することはない組織が発行主体となる為、少なくとも元本割れをするというリスクはないという他の投資にはない強みを持っています。どうでもよいですが、ぼくもこれだけは!という強みが欲しいです。
個人向けに販売される国債は「個人向け国債」と呼ばれ(そのまんまがわかりやすくていいですね)、「3年満期で金利が固定されているもの」「5年満期で金利が固定されているもの」「10年満期で金利が変動するもの」の3種類です。
先述の通り、基本的にはリスクはゼロです。すると利回りもゼロなのかというと0.05%の最低金利が保証されていますので、ゼロになることはありません。昨今はマイナス金利なんて言われていますが、マイナスになることも勿論ないということですね。元本棄損リスク無しで利回りも保証されているのは、ある意味で投資界隈で最強です。だから投資の母です。
ぼくは手取りで1,000万円あったらFIREしたいと思っています。ちなみにFIREは、経済的自立&早期退職のことで、炎上や松岡修造ではありません。いや松岡修造のように熱くは生きたい。職業「ニッポン応援団」とか言いたい。
で0.05%の利回りで1,000万円を達成する為には200億円分の国債を買えばいいわけですね。オッケーガンバリマス。
で、国債の利子は3年や5年や10年という満期が設定されていますが、途中で換金も出来ます。発行から1年経てば売れるのですが、売却によって受け取れる金額は、額面額+経過利子-【直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685】となります。
国債の利子は半年に1回受け取れるので、早期売却しちゃったら1年分の利子の8割程は早期売却の手数料的な感じで没収されちゃいます。例えば購入して1年後に売却したら、1年間分の利子は受け取れるけど、その利子×約80%が差し引かれるので、結果としては利子の20%しか受け取れないことになるわけです。
ただでさえ利子も小さいのに20%しか残らないとなると元本が少ないとキャッシュレスが浸透してきている現代において自動販売機の下の小銭を探し回った方が儲かるんじゃないかというくらいの金利しか貰えませんので、国債は出来るだけ長期、可能な限り満期まで持っていた方が得ということですね。
実際の利回りは、、、なんとノビシロしかないという事実!
実際の利回りについて、野村證券さんのHPを見ますと2020年3月の募集時はこんな感じですね。
先述の通り、最低保証される利回り、つまり金利の下限が0.05%なので、全部最低利回りやないかーい!ということですね。
ある意味で今が最低なので、10年の国債は変動なので、基本的には良くなることしかないと考えるとこれはこれでノビシロしかありませんね。
だいたい投資ってのは思い描いていた通りにはいかなくて失敗しがちですが、国債については失敗はありません。元本保証ですから。そして下回ることもありません。金利保証ですから。
アップサイドしかないって最強!投資会で最強の生物!それが国債!ゆえに母!
というわけで国債はすごいのですが、はやり0.05%という利回りはなかなかに厳しいです。
但し!利回りだけでない話があります。それが現金プレゼントキャンペーンです。
個人向け国債キャンペーンで現金をもらおう
これは各社が展開している、国債を購入した人に購入金額に応じて現金をプレゼントする、というなかなかに生々しくて太っ腹なキャンペーンのことです。
このもらえる現金も考慮して、利益率をはじいてみました。
実際のキャンペーンですが、野村證券さんのHPにてその購入金額ともらえる現金の一覧がこちらです。
キャンペーンの対象は5年の国債と10年の国債のみで、3年の国債は対象外です。
比べると購入額が1,000万円以上になると10年の国債の方がもらえる現金の額は多くなります。まぁ当たり前と言えば当たり前。出来るだけ長期のものを買って欲しいというプロモーションですからね。
購入額には幅がありますが、同じ2,000円をもらえるのであれば200万円じゃなくて100万円分購入した方が資金効率はいいですね。
資金効率で言うなら100万円で2000円だと0.2%分ですが、500万円で15,000円もらえたら0.3%分ですし、1,000万円で40,000円、もしくは1億円で40万円だと0.4%分になりますので、購入金額が上がれば上がるほど貰える金額割合は増えます。
というわけで、国債における最善の利益を計算してみました。
国債における最善の利益はいくらなのか?
国債の最善の利回りを追求するには10年満期の国債を1,000万円以上買って0.4%分の現金をもらうのが一番ですね。
実際にはいくらになるのでしょうか。
最初に1,000万円を投資します。それによりキャンペーンで4万円を受け取ります。さらに毎年金利として0.05%の5,000円を10年間受け取りますので5万円です。として元本を返してもらって終了。
よって10年間で1,000万円投資して9万円の利益です。利益率は10年間で0.9%です。
これがベストの利回りです。。。
10年間で0.9%です。。。
0.9%です。。。
ヒロシです。
ヒロシです。。。
。。。
ぼくが買ったらと言う前提で、国債における最善の利益を計算してみた
2020年の我が家の収支計画を作成してみた所、余剰資金は100万円でした。
【参考記事】
ですので我が家で国債を買うとすると、この余剰資金となり金額は100万円になります。
で、さすがにずっと貼り付けておくのは嫌なので、来年には新しい投資先を見つけるとして1年間だけ10年満期の国債を購入したという前提で考えてみます。
最初に100万円で購入して、キャンペーンで2,000円をもらいます。ありがとう!おむつ買います。さらに1年間分の金利として0.05%の500円を受け取ります。そして売却して元本を返してもらうのですが、早期売却の際は直近金利の約80%が手数料として取られるので、500円×80%=400円は手数料として徴収されてしまいます。ウシジマくんも引くくらい無慈悲。
1年間で100万円を投資して手元に残るのは100万2千100円です。1年間で2,100円の利益です。利益率は1年間で0.21%ですね。。。
というか2,100円か。。てか20%の税金まで取られたら1,700円くらい。娘の回転ずしの1食分くらいかな。。。
まとめ
国債も一つの投資先かなと思っていましたが、ぼくのように日本に産まれただけでラッキー!リスク取りまくれるぜ!という楽観主義者には、物足りないのでぼくの中では国債は候補から外しました。
但し、今はコロナショックでぼくのように資産が目減りしまくって日に日に眼も死んでいる現実を考えるならば、元本は絶対に棄損させたくない!しばらくは使う予定のない現金を持っている!という方には、おススメしても良いかなとも思います。
ぜひ皆さんも一度検討してみてはいかがでしょうか。
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