団体信用生命保険は実は割高?住宅ローンを借りる時の落とし穴

マンション購入推奨

どうも鈴木テツです。

 

2019年にマンションを買いました。

おかげ様で今は8,500万円ほどのローンを抱えている社畜で御座います。

 

そんな住宅ローンを組む上で、団体信用生命保険についてぼくが学んだこと、気づいたことなどについて今回はご紹介をさせて頂ければと思います。

 

住宅ローンを組むか悩んでいる人には特に参考にして頂けたら嬉ションします。

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そもそも住宅ローンにおける団体信用生命保険とは?

そもそも論の勉強については、いつものようにWiki先生によりざっくりとした把握しましょう。

 

Wiki先生によると以下の通りです。

融資を受け、返済途中に返済者が死亡あるいは高度障害状態になった場合、保険金でローンの残額が返済される仕組み。住宅ローンに付くものが典型的な形態だが、その他のローンに付保するものもある。保険料はローン開始時に一括支払いする方法や、ローン金利に上乗せする方法がある。最近では返済者がガンや心筋梗塞などになった場合も保険金の支払要件とする商品も現れている。

 

その通りですね。

 

さらにシンプルに言えば、死んだら住宅ローンをチャラにしまっせという神のような保険ですね。

 

まぁ生命保険の一種なので、当たり前と言えば当たり前なのですが『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』に登場するスタンド「ノトーリアス・B・I・G」のように、死ぬことで発動するという本人にとっては生きている限りなんのメリットも無いという意味での悲哀感はハンパない仕組みであります。

 

但し、自分が死んでも愛する家族の為に住む家を残せるという意味では非常に有益な保険でもあります。

 

想像してみると、例えば一家の収入を支えていた自分が突如、暴走した車にひかれて死んだ場合、家族は悲しみくれます(願わくばですが)。ぼくを失った悲しみとともに、家庭の収入を失ったことによるその後の将来的な不安にも襲われます。

 

そんな家族にも容赦なく住宅ローンはのしかかり、一家の収入の軸を失ったことなどどこ吹く風で、金融機関はウルフルズの借金大王よろしく「貸した金返せよ~ はした金なんでしょ~♪」と無邪気にローンの返済を求めてきます。

 

実際ぼくは、8,500万円の住宅ローンを抱えている社畜でして、毎月のローンの返済は20万円を超えてきます。なんとか総合商社にぶら下がっておりますので返済出来ておりますが、急に鬼籍に入ってしまったら、家族は死んだその月も8,500万円の借金と毎月20万円の返済を背負うわけです。

 

そうした残された家族に多額のローンを残さないというこの団体信用生命保険は非常に有難いわけです。

 

こうした多くの家族の悲しみが過去に実際にあったのかどうかは知る由もありませんが、住宅ローンを借りるときには団体信用生命保険への加入が必須となっています。まぁ多分、家族の悲しみではなく金融機関が普通にローンをこげつかせない為に義務化したのではないかという血も涙もないことが背景だと思いますが。。。

 

いずれにせよ住宅ローンを組むときには、死んだらローンがチャラになるというこの生命保険には入らないといけないわけです。

 

じゃあ保険料は?というといくらと決まっているわけではなく、大抵はローンの金利に含まれる形となっております。別の言い方をすれば、ローンの残高に応じて減っていくと言ってもいいかもしれません。

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住宅ローンを組むことを躊躇するときの金融機関が言う言葉は間違いなくこれ!「財産残せますよ~」

でこの団体信用生命保険については、死んだときに家族にローンがチャラになるとくこともあり「死んだあとに家族に住む家を残せる、財産を残せる」というように不動産の営業マンや金融機関はやたらとアピールしてきます。

 

「マンション買うのどうしよっかなー」「多額のローン組むの怖いなー」という不安を彼らに吐露すると、口を合わせたようにアピールをしてきます。

 

実際、ネットなんかで調べても住宅ローンのメリットとして団体信用生命保険の存在が挙げられることもあります。

 

すると「確かにな」という思いを抱きます。

 

自分が生きているうちは給料を稼いでローン返済は出来るけど、死んで家族に借金が残ることを考えると借金抱えるの不安だなぁと思っていたら、、、死んだらチャラになるんかい!じゃあ数千万円のローン怖くない!と思えてきます。

 

そして気が付いたら数千万円の借用書にサインしちゃったりしています。なんかウシジマくんの世界のようです。

 

確かにこれは嘘ではないのですが、あくまで団体信用生命保険も生命保険の一つなので、生命保険での比較をすると、営業マンや金融機関マンの「おすすめですよ!」には言葉足らずなのがわかります。

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生命保険として比較すると実は団体信用生命保険はたいしたことはないという事実

かく言うぼくも「団体信用生命保険ってお得じゃね?これさえあれば数千万円の住宅ローンなんてリスクなくね?ちょれぇ~」と思っていたのですが、その後、あるファイナンシャルプランナーさんに相談したらこのように指摘されました。

 

「あなた金融機関の立派な養分ですね。」

 

要すれば「全然ちょれぇ~」じゃないですし、お得じゃないですよと。

 

具体的に言うと、ぼくの場合8,500万円のローンを組もうとしていました。これが死んだらチャラになるということは、団体信用生命保険は8,500万円の補償付きの掛捨ての生命保険に入ったということと同じ。

 

団体信用生命保険じゃなくて一般の8,500万円の補償付きの掛捨ての生命保険に入ろうとすると、月々2万円を切る水準で入ることが出来ます。一方で、団体信用生命保険の保険料として払っている住宅ローンの金利はぼくの場合【元本:8,500万円、利率:0.35%】だと、毎月25,000円くらい掛かります。

 

つまり毎月5,000円以上、余計に多く生命保険料を払っているのですよ貴方、ふふふ、と言われました。

 

確かにおっしゃる通り。生命保険という観点だけで見ると同じ保険なのに割高な保険に入っているのと一緒。つまりぼくは情報弱者。マーケットの養分。ぐやじいです。

 

そんな気づきをくれたファイナンシャルプランナーさんに御礼を言いつつ、今一度「団体信用生命保険ってお得じゃね?これさえあれば数千万円の住宅ローンなんてリスクなくね?ちょれぇ~」と言っていた自分を殴り飛ばした上で、冷静になってこのまま住宅ローンを組んでいいのだろうかと自問自答しました。

 

そして以下の答えを出しました。

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ぼくの結論は、【割高だろうが、情報弱者だろうが、住みたいマンションがあるなら住むのが勝ち組】

色々悩んだ末に住宅ローンを組むことにしました。

 

支払う金利全部を保険料と考える必要はないですし、生命保険に比べて割高だったとしても、今は低金利なので、過去に比べるとそこまで割高じゃないですし。

 

そもそもみたいな精神を切替えて今では「借金したら更に生命保険もついてきた~やった!」という理解をするようにしました。

 

というか何より、住みたいマンションがあって、でもローン組まないと買えない状態ならばローンを組む以外にはなく、そのローンを組むには団体信用生命保険に入ることが必須、ということであれば割高だろうがなんだろうが団体信用生命保険に入る以外に選択肢はないですしね。

 

割高の生命保険に入ろうがなんだろうが、住みたいマンションならそれでいいじゃんと思えたからです。これもまた日本に産まれたんだから、究極リスクなくね?というぼくのマンションを買うときの根幹にある超絶ハッピーボーイな楽観思考ですね。

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まとめ

というわけで今回は団体信用生命保険について、ぼくの気づきと葛藤と検討と決断の背景を紹介させて頂きました。

 

まぁぶっちゃけ住宅ローンを組む条件として団体信用生命保険に加入することが義務付けられている以上は我々情報弱者に選択の余地はないわけです。ノーチョイスです。生命保険としてお得とか損とかそういうレベルではないです。

 

であれば、入る入らないで迷うのではなく、そのマンションや戸建てに住みたいかどうかを徹底的に検討すべきであって、団体信用生命保険の良し悪しを論じる必要はないのかなと思っています。

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