不動産投資をしない簡単な理由

マンション購入推奨

どうも鈴木テツです。

 

趣味は投資一択です。ですのでさまざまな投資を行っています。

 

ですが、不動産投資には手を出さないようにしています。

 

今住んでいるマンションは購入しましたし、値上がりしたらいいなとは思いますが、これはあくまで居住用であり、投資としては建前上は考えておりません。

 

で、最近は『お金持ちになる本』や『猿でも億万長者になれる本』とか、猿でもそんなうまい話ないよとわかるタイトルの本を読み漁っています。

 

するとそういった楽してお金を稼ぐ系の本は、決まって不動産投資をオススメしていました。

 

家賃収入という不労所得に近いものが確保できるからと。

 

幼稚園児よりも素直なぼくは「じゃあぼくも不動産投資したいー」と思って不動産投資の本を読み漁りました。

 

で、結果として不動産投資はしないことにしました。

 

今回はその理由を説明します。

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人が関係してくるから

最大の理由はこれですね。不動産投資は、土地や建物というモノを貸したり借りたり買ったり売ったりするわけですが、そこには人が介在します。

 

これがなかなかに計り知れない問題を生み出すリスクがあります。

 

具体的なリスクは『不動産投資で地獄を見た人の怖い話』という本を読みました。

 

この本では現役サラリーマン方が著者で自身の不動産投資の経験談を、失敗談やリスクが顕在化したことを中心に紹介されています。

 

これ、タイトルほど地獄のような悲壮感が漂う内容のものではないですが、ただぼくはこれを読んで「あ、人のリスクやばい」と思い、不動産投資には手を出さないという決心をしました。

 

具体的な実例としては、そもそも借り手がつかない、借り手がついても素行不良で家賃滞納、クレーム、挙げ句の果てに夜逃げなど。

 

これらはまだ序の口で、しまいには保有物件で自殺があったケースも紹介されていました。保有している不動産で自殺された日にはもう、、、ぼくは立ち直れません。

 

ぼくは生粋のビビりで、ノミもびっくりするほどの小さな小さな繊細な心臓の持ち主なので、ホラー映画、サスペンス映画など命のやり取りをするような映画はことごとく観れません。怖すぎて夜トイレにいけなくなるからです。なぜか漫画は大丈夫。

 

35歳にしてこんな自分が情けないですが、事実です。受け入れて前を向くしかありません。で、映画ですら観れないのに、現実に自分の保有物件でそんなことが起こったら、夜はトイレに行けなくなるのでオムツをはくことになる。0歳の娘と同列になる。

 

というわけで不動産投資はしないことにしました。

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モノがあるから

不動産は現物があるわけですよね。それを保有してるってもうリスクでかいです。

 

昨今急速にキャッシュレスが浸透しつつありますが、最大の利点は現金管理が不要な点だと思います。現物って本当に手間が掛かるんですよね。言葉を選ばず言うと邪魔なんですよ。

 

で、不動産もバカでかい現物なので、管理が大変です。管理ったって、基本的には管理会社に任せることになり、場合によっては一度も現物を見ることなく投資を開始して終えることも可能だとは思いますが、その中で、現物に何かあれば面倒ですよね。

 

地震が起こった、火事が起こった、ヒビが入った、不法占拠された、車が突っ込んだ、、、

 

眼をつぶると、面倒な報告が管理会社から入ってくる未来が見えます。

 

というわけで現物保有のリスクがあるため、不動産投資はしないことにしました。

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専門知識が必要で、詐欺まがいな行為が多い

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先に紹介した本に加えて、不動産投資を考えている人は必読の本が『正直不動産』です。

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この漫画では不動産会社の裏側がまざまざと紹介されています。

 

いかに不動産会社が、面倒な契約書や法律の複雑さを利用して、その知識と経験を駆使して素人をだまくらかして知らず知らずのうちに鴨にしていることが伺い知れます。

 

詐欺系の漫画で言うと、ウシジマ君なんかを読んでいると、流石に自分がここまで落ちこぼれないという自覚はあるので、他人事だと思ってエンターテイメントとして読めますが、この『正直不動産』は、不動産投資を行おうとしていた自分としては全く他人事には思えませんでした。怖い怖い。

 

漫画の中で紹介されているように、不動産会社からだまくらかされた時に、自分が見抜けるか、自分として反論出来るか、と言われた場合に自信を持って「出来ません」と思うので、やはり専門知識が必要な不動産投資は避けるべきだと思いました。

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面倒だから

最後は、シンプルに面倒だからという理由です。

 

数年前に、現在住んでいるマンションを購入しました。そのときに実感したのは、

めんどっ!

ということ。

 

えっ、何回住所書くの?何回ハンコ押すの?何回同じような説明聞くの?

 

売買関連の書類、ローン関連の書類、保険関連の書類、建物の仕様関連の書類、管理組合関連の書類、重要事項説明書、キングファイル2冊分の部屋内の器具・備品の取扱説明書。

 

もう思い出すだけで、もう二度とマンション買うの嫌だと思うぐらい手間が掛かったのを覚えています。

 

それを自分が住むのでもなく、他人が住むマンションのためにあんなに沢山の書類のやり取りは、正直めんどいです。だから不動産投資は無理だと思いました。

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結論リスクとリターンが合っていない

マンションのリスクは、空室リスクや値下がりリスクなんて言いますが、これに加えてぼくの中ではこれまで述べた人が介在するリスク、現物を保有しなければいけないリスク、手間のリスクなどなどが無視できないリスクです。

 

結果、これに見合った大きなリターンがあればいいのですが、家賃収入は一定なので大きなリターンにはなり得ません。

 

するとやはり売却益を期待したい所ですが、これもなかなかにしんどいです。

 

ある事例で紹介されていたシュミレーションでは、新築未入居の物件を買って運良く1,000万円値段が上がって「よっしゃぁ!」となったとしても、そもそも購入時に修繕積立基金や登録免許税やローンの手数料で200万円近く払っており、売却時の仲介手数料や登記関連費用で250万円、未入居は特別控除が使えないので売却時の譲渡税で240万円が掛かり、結局1,000万円勝っても手元に残るのは300万円程度になるそうです。

 

相当の手間と相当のリスクを掛けてようやく1000万円という大勝利を勝ち取っても、こうして大勝した利益も削られていくわけです。

 

というわけでリスクとリターンが似合いませんので、不動産投資には手を出しません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。金持ちになる為には不労所得が必要で、そのためには不動産投資が必須、とあらゆる本には書いてありました。ほんと不動産業者から金貰ってんの?というぐらいに口をそろえて不動産投資と書いてありました。

 

そこで、ノリと勢いで始めようと思っていた不動産投資ですが、しない事に決めました。

 

この判断によって、ぼくの金持ちへの道は険しくなってしまったわけですが、致し方なと思っています。

 

ぼくは会社以外で対人関係のリスクは負いたくないので、投資においてはネット証券、ネットFXなど、ある意味ドライな投資に集中していこうと思います。

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