年収は?激務なの?総合商社の実態【業務編】

時給アイキャッチ 商社の実態

どうも鈴木テツです。

 

総合商社に勤めて早12年。

 

楽あり苦あり。

酸いも甘いも苦いも塩っぱいも、色々味わってきました。

 

若くも無く、かといってベテランでも無く、

その狭間で苦悩する中堅12年目選手として、

今回は総合商社の実態についてお伝えしたいと思います。

 

ただし、ぼくの半径10mほどの範囲の話ですし、独断と偏見と性善説と悪意に満ちた、ぼくの完っ全っなる主観ですので、一般論とは違う部分もありますが、逆にそれゆえリアルな部分もあるかと思います。

 

就活生や転職を検討されている方なんかは参考にされてみて下さい。

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年収って高いの?

高給取りとして知られる商社マンですが、実際のところどうなの?と思う方はたくさんいらっしゃると思います。

 

はっきり言って高給取りです。

 

参考までに、ぼくの11年目の年収は約1,500万円です。

総合商社11年目の給与明細公開
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年収1500万円。手取りでも1,000万円を超えました。

 

年収たかし君です。

 

国税庁によると、2018年の日本の男性の給与所得者の平均年収が545万円だそうなので、平均の3人分の給料をもらっているということになります。

 

ありがとう会社。

 

海外勤務になれば、海外手当がつくので年収は更に上がります。

給料以外の金銭的メリットについても、この記事を参考にどうぞ。

10年間総合商社に勤めて再認識したサラリーマンの経済的メリット【年間216万円】
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激務なの?

部署によりますが、大抵は激務です。

定時で上がるのはなかなか厳しいです。

 

営業部隊であれば、海外とのやりとりになれば、アジア、オセアニア以外とのやりとりは時差があるので定時内での対応は難しいです。

 

ヨーロッパやアフリカとのやりとりは夕方から本格化し始めますので、するとずるずると残業モードになっていきます。

 

アメリカや南米とのやりとりは早朝か夜からです。そもそも定時内は無理ゲーです。

 

ぼくも1度、早朝にアメリカと電話会議をして、夕方にヨーロッパと電話会議をして、深夜にアメリカと電話会議をするという、狂った1がありました。

地球が丸いことを呪いました。

 

忙しいのは営業部隊だけではありません。管理部隊も忙しいです。

 

経理なんかは決算期は毎回ルーティンで忙しいですし、決算期以外も営業部からの相談、何故か湧き出ては止まらない社内の問題への対処に追われます。

結果、やっぱりずっと忙しいです。

 

もちろん定時上がりできる部署もありますが、大抵は窓際的サムシングな部隊だったりします。

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残業時間は多いの?

激務ゆえ、残業も多いです。

 

昨今の働き方改革のお陰で、ようやく残業=悪のような雰囲気が出始めており、残業せず帰れよーという声も聞こえてきたりします。

 

ですが、仕事が終わらないものは終わらないので切り上げようが無いですし、電話会議が夜の19時からなら残業せざるを得ません。

 

ちなみにぼくの2018年度の残業時間は1日平均3時間でした。

懇親会などで定時あがりの日もある中で、平均して毎日平均3時間の残業です。

 

週に1度は、終電超えてタクシー帰りをしていた印象です。

はっきり言ってこの年は異常でした。ですがぼくの部署では普通でした。

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英語は必要なの?

基本的には必ず必要になってきます。

 

ですが社内は当たり前のように英語が横行しているかと言うとそうではありません。

 

帰国子女も、ぼくがカウントする限り20人に1人くらいでしょうね。

ですので純ジャパニーズの社内ゆえ、公用語はがっつり日本語です。

 

読み書きは出来るが話すのは苦手という人がぼくも含めて大多数です。

ほぼみんなです。

 

外人さんとメールでは雄弁に議論出来ても実際の会議になると全く議論出来ずに「持ち帰る」と言って、日本人同士で喧々諤々のレビューをする、というちょっと恥ずかしい場面を見ることも多いです。

 

英語ができるのは当たり前という社風はありつつ、レベルは全く見合っておらず、意地や見栄でなんとかこなしている感じです。

 

なので英語が出来ないから入れないかと言うと全くそんなことはなくて、入ったら触れざるを得ないので触れる範囲で英語が出来るようになります。

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社風は体育会系なの?

以前はそうでしたが、最近変わってきました。

 

ぼくが入った頃(2008年)は上司に厳しく叱責されたり「会社辞めろ」なんて言われたこともありましたが、ここ数年でいっきになくなりました。

 

セクハラやパワハラが世間を賑わせて会社もそういったことに敏感になっているからです。

そういった世間の潮流に敏感になって、社内啓蒙もしっかりしているので、会社に対する一定の安心感はありますね。

 

昔は、上司・先輩から「合コン開け!」とか言われましたが今では一切ありません。

少し寂しい気もしますが、クリーンな社風にはなってきています。

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社内異動はあるの?

ぼく個人の感想としては、異動はさせてもらえます。

 

きちんと上司に希望を伝えれば、上司も「人を動かす・キャリアアップさせてやること」も1つの仕事であり、人事評価の対象になっていると思われるので、人を動かしてくれます。

 

またもし上司が全く希望を聞いてくれなくても、社内では手を挙げてフリーになる宣言や、部署が公募することもあり、そこに応募できるような制度もあります。

 

なので、自分から動けばしっかり希望は叶えられると思います。

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海外勤務は?

入社して10年目までは基本的に1度はトレーニーとして、研修という位置付けで海外に2年ほど行かせてもらえます。

 

ですので、希望せずとも海外で勤務することになります。

 

また10年目以降も、管理部隊であれば人材ローテーションとして海外勤務は連番性のように回ってきます。

 

営業部隊だと自分が担当している案件次第です。

管理部隊ほど決まった形で海外に行けるとは限りませんが、逆に案件次第では海外を転々とすることもあります。

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新人にも大きな仕事を任せてもらえるの?

よくある質問ですが、はっきり言ってNoです。任せてもらえません。

 

1つ1つの仕事が大き「過ぎる」こともあり、いきなり新人に大きな仕事を任せることはありません。

新人の目の前の出来うる範囲の仕事を任せられます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

あくまでぼくの半径10mの話ですので、他の人には他の意見があるかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。

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