華麗なの?旅行なの?総合商社の実態【海外出張編】

商社の実態

どうも鈴木テツです。

 

今回は商社マンの出張についてご紹介します。

 

商社マンは出張が多いというのは世間のイメージにもあると思います。

今回はそのイメージに対して現役商社マンのぼくが商社マンの実態【出張編】と題して、紹介します。

 

但し、あくまでぼくのキャリアを通した半径50cmの完全なる個人の実例を紹介しますので、一般論とは少し違うかもしれませんが、ご了承下さい。

 

尚、この記事も現在、海外出張中で、出張先であるアイルランドから投稿しております。

 

この商社マンブログも初めての海外からの投稿です。ええ、どうでもいいですね。

ではさっそく。

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実際に出張は多いの?

実際に出張多いの?と言われると、ぶっちゃけ部署によります。

 

「部署によります」とか、もう誰だって言えることなんで言いたくないのですが、こればっかりは事実なのであえて言いますと「部署によります」。

 

というのも、ぼくのキャリアは現時点(2020年)で12年間の商社人生ですが、ざっくり言うと前半は経理部でした。その経理部においては出張はなんと2回でした。6年間で2回。

 

それも名古屋と博多に一回ずつ。地方事務所の監査でした。前泊して朝から夕方まで監査して、夜新幹線で帰る。以上でした(涙)。

 

首都圏で商売をしている営業部署を担当する経理部に所属していたので、直接担当している経理業務で出張が起こることは無かったんですね。当時、同期入社組が海外を飛び回り始めたりして、サクララウンジのカレーがうまい、とか他言語を話し出したのがうらやましくてモンモンしておりました。

 

そんなモンモンの極みにあったぼくを見かねて、上司が無理やり作ってくれたのが担当外の仕事ですが、名古屋と博多の事務所の監査の為の出張でした。

 

要は、そんな無理やり作らないと出張がないような部署も存在するわけです。

 

一方で、海外との取引をしている部署は、年がら年中世界中を飛び回っている人もいます。東京にデスクいらんやんってくらい年中出張不在の人もいます。

 

というわけで「商社マンは実際に出張が多いのか?」という疑問には「担当する仕事の内容によります」となりますし、それすなわち「ぶっちゃけ部署によります」となるわけです。

 

ちなみにぼくの商社キャリア後半は、営業部に異動し海外とのやり取りも増えましたので、アメリカやヨーロッパやたまにアジアにちょくちょく出張に行くようになりました。

 

そんな出張に行くメリット・デメリットを挙げたいと思います。

特にデメリット。キャリーケースをコロコロ引きながら華やかに颯爽と空港を歩く出張商社マンの裏に苦労があるのも知ってほしいです。

 

まずはメリットからどうぞ。

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メリット

マイルが貯まる、日当がもらえる

「世界中を観光出来る」という腹の足しにも財布にも貯まらないような思い出的メリットは、守銭奴のぼくにとっては二の次で、まずはマイルが貯まる・日当がもらえることが一番のメリットだと思っています。

 

航空券代は会社持ちなのに、マイルは個人に貯まります。はっきり言って最高です。

このマイルのことをぼくは明文化のない福利厚生と呼んでいます。

 

距離や条件にもよりますが、基本はビジネスクラスで移動できるので、出張族はすぐにダイヤモンドなどの最高クラスになり、マイルが貯まりまくります。そのマイルを使って、出張不在で文句ブーブーの家族に奉公出来たりします。世の中うまく回っています。

 

実例として、昨年2019年にぼくが行った欧州出張を取り上げます。

10日間で東京→アイルランド→ロンドン→ロシア→スペイン→東京という日程でした。

 

移動ばかりできつかったですが、これにより20,000マイル貯まりました。20,000マイルあれば東京⇔沖縄往復出来ますからね。立派な家族サービス代です。ありがたや。

 

但し、気をつけなければならないのが(!?)これがビジネスクラスに乗らないようなお客さんとの同行出張だと我々もビジネスクラスに乗れないので、メリットが半減です。敏腕商社マンはあの手この手を使って同行を避けて現地集合になるように尽力します。

 

ちなみにぼくも田舎もんのペーペーの鼻たれ小僧でしたが、今ではしたり顔でビジネスクラスに乗り、空港ではラウンジにいたりします。そしてビールや飯を無料だからって暴飲暴食します。いつまでたってもビジネスクラスやラウンジにいる人の中で一番である自負があります。

 

さらに出張は日当というおこづかいがもらえます。会社にもよるでしょうが、だいたい一日あたり6,000円くらいもらえます。

 

海外だと1週間とか出張に行くこともよくありますので、7日間行けば4万円近い日当になります。もちろん出張先での食事代などの為のおこづかいですが、とはいえそんなに使いませんし、お客さんと同行であれば食事代は会社持ちの交際費になりますし、日当を使い切ることはあまりありません。

 

使い切る費用でもないのに、それ以上にお金をもらえているので、守銭奴のぼくは日当のことを合法的横領と呼んでいます。

 

尚、マイルのメリットについてはこちらの記事でも紹介しておりますので参考までのどうぞ。

【合わせて読みたい】10年間総合商社に勤めて再認識したサラリーマンの経済的メリット【年間216万円】

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観光ができる

海外出張なら、旅費は会社持ちで海外に行けるので、ある意味無料で海外旅行に行けるということになります。

 

更に、現地に同僚が赴任していたりすれば、アレンジしてくれて、更にはアテンドもしてもらえることもあります。現地にツアーコンダクターがいるようなものですので、何も事前に調べる必要もなく、観光の表も裏もその裏の裏まで連れていってくれますし、おいしい現地料理を食べさせてくれます。こんなお得で効率的なことはないですね。

 

但し、出張はあくまで仕事で行ってますし、運よく空き時間が出来たり週末をまたいだ場合にのみ観光出来る(遊べる)ということなので、なかなか毎回享受出来るメリットではないのも事実です。

 

更に言うと個人的にはあまりメリットには感じていません。というのも観光するのも1人だと楽しくないですし、上司やお客さんと回るのも気を使いますし、仕事の合間のすきま時間にバタバタと観光するのも純粋に楽しめないからです。気心知れた同僚と回れれば最高ですが、なかなかそんなチャンスはないです。

 

観光したり現地のおいしい食事をするなら、ゆっくり時間を取って家族と来たいなと思う派です。

 

さて、続いてはデメリットです。

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デメリット

土日がつぶれがち

これ最大のデメリットです。海外出張では、アジア圏など近場だといいのですが、米州・欧州なんかになると移動だけで丸2日間掛かったりします。

 

最近あったぼくの実際の南米出張は、日曜の朝に出国してブラジルに行き、金曜日にブラジルを出て日曜の夕方帰国。そしてもちろん月曜には出社。週末が2回つぶれてます。別名、嫁ブチ切れ出張です。ですが、お客さんの都合などを考えると週末を移動に充てざるを得ない出張が多いです。

 

代休取れるんじゃないの?と言われそうですが、なんとぼくの会社の規程上、仕事をしていれば代休は取れるのですが、移動で休日がつぶれた場合は代休が取れないことになっています(F〇CK OFF!!)ちなみに、たとえ仕事をしていたとしても、代休を取れる雰囲気では無いのも事実ではあります。

 

というわけで、遠くに飛べば飛ぶほどマイルが貯まるなどのメリットはありますが、その分週末がつぶれてしまいます。嫁子どもぶち切れ必至です。よってお土産を買ったりして日当が削られがちです。

 

実際にぼくの会社で出張族で全然家にいないので、あえなく離婚してしまった事例もたまに見かけます。いえ、たまにではなくちょくちょく見かけます。ほんとに。ぼくはそうならないように気をつけたいと思います。。。

仕事が溜まる

溜まる仕事は2種類あります。1つはルーティンの仕事。もう1つは出張による新たな仕事です。

 

出張は移動だったり関連施設の視察も多く、なかなか日中に仕事するわけにはいきません。更に夜は会食含めてみんなでご飯に行きましょう、となることが多いので、2、3時間は晩御飯に掛かります。そして大抵お酒を飲みます。

 

会がお開きになり夜11時頃に「ではまた明日朝7時にロビーで。お疲れ様でした!」なんて言って酔いもあってニコニコ顔でそれぞれがホテルの部屋に帰ります。で、ドアをバタッと締めた瞬間真顔になり、パソコンをパカッと開き、たまっているルーティンの仕事のメールをおもむろに片づけ始めます。これ出張商社マンの悲哀です。

 

一番悲哀で、一番恐怖なのは、海外来てご機嫌で夜の会食でワインをがぶがぶ飲んで笑顔だった上司から、ホテルの部屋に帰った後、東京のデスクにいるのと同じトーンのメールで「あの仕事の進捗どうなっていますか?」みたいな感じでメールが来ることです。まじでギョッとします。ワイン飲んで笑顔の裏でそんなこと気にしてたんやぁ、、、ってなります。

 

更に出張によって得た情報などを報告書にまとめるという新規の仕事も発生します。夜、疲労と酔いからくる睡魔と戦いながら、大抵の人はホテルに帰った後も粛々と業務をこなします。

 

ぼくが海外出張があまり乗り気にならないのは、この業務の立て込みが必ず発生するからです。あの毎晩の眠い目をこすりながらの大量のメールの処理と報告書の作成は苦痛以外のなにものでもないです。

尾を引く時差

遠い地域だと時差が大きく発生します。ブラジルとか時差が12時間あります。ニューヨークとか14時間ですからね。パッと聞いても意味がわかりません。冷静に考えてみてもやっぱりわけがわかりません。

 

そうすると出張に行ったときに現地でまず日本との時差にやられます。現地でなんやかんやしているうちに現地の時間軸に慣れ始めます。ですが慣れ始めた頃には帰国となり、また帰国後に出張先との時差にやられます。中途半端な適用能力が裏目に出て往復ビンタでやられます。

 

先述の通り、遠い地域は移動に時間が掛かり週末がつぶれがちですが、時差調整用の休日や代休なんてありませんから、普通に週明け出社します。デスクや打合せ中に睡魔に襲われ絶望します。

 

やられるのはオフィスだけでなく家でもやられます。出張で不在がちだったので嫁さんは怒り気味です。そんな中、ようやく帰ってきたと思ったら家事もせず「眠い」となれば、離婚する人がいてもおかしくないな、と思ってしまいます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。あくまでぼくの実例であり個人的主観ですが、多くの商社の人も膝を打つ内容になっている、つまりは商社の実態【出張編】と題してもよい一般的な内容になっているのではと思います。

 

出張する商社マンは、世間の皆様からは華やかなイメージもあるかと思いますし、実際にメリットの部分もありますが、家族や自分の時間を犠牲にしたり、苦労している一面もあることもご理解を頂けたなら幸いです。

 

ですので空港なんかで見かけたら、悲哀の眼で見て頂けたら幸甚であります。

曇天のアイルランドより。

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