どうも鈴木テツです。
先月の2020年7月末から米ドルの両建て投資を始めました。
投資といっても為替の値動きで儲けるというものではなく、スワップによって安定的に利息を得るというものです。
尚、過去にぼくはスワップ投資の紹介をしてきました。例えばこちらです。

これらは新興国の高利息の通貨を保有するものですが、新興国の通貨はハイボラティリティなものですので、その特性に恥じず、結果としては、コロナの影響もあり、積み上げた利息ともどもあえなくロスカットされてしまいました。南無。。。
というわけでやっぱ元本の変動リスクはあかん、と思い直し、このリスクを抑えるものはないかなーと探していて、このドル両建て投資を探し出しました。
両建てなのでポジションリスクはほぼないのですが、後程ご説明しますが、証券会社の気まぐれ次第でやはり元本がサクッと吹っ飛ぶ可能性がありますので、大切な家のお金ではなく、ぼく個人の泣けなしの小遣いから5万円を絞り出して投資しています。
で、いくら稼げるかと言うと、一日あたり100円です。
雨の日も風の日も、出社の日も在宅勤務の日も、すべからく100円です。
元本が小さいので得られる利益も小さいのですが、毎日100円ですので、年間で言うと36,500円の利息を得ることになります。
で投資元本が5万円なので利回りは73%です。
毎日100円というとなんだか可愛いですが、利回り73%と言うと割といかつめです。
ちなみにぼくはビビリなので証券会社の気まぐれが怖くて利回りは73%止まりですが、もう少しリスクを取れば利回り100%、つまり1年で倍にすることも全然夢じゃない、夢のような投資なのです。
そんなドルの両建て投資を今回は紹介させて頂きます。
そもそもスワップとは
これは外貨持っていることによる通貨間の金利差ですね。
簡単に例を挙げると、レバレッジを掛けてドルをロングする場合、円を借りてきてドルを保有することになるわけで、円での借り入れコストと、ドルを保有していることによる運用利益の差が、スワップとして得られるわけです。
単純に言うと、円の調達コストが1%、ドルの運用利益が2%なら、差し引き1%が運用利益として得られるというものです。
逆にドルをショートすると、もちろん逆のことが起こりますので、スワップがマイナスになって、利息を取られるということになります。
で、今回のドルの両建て投資ですが、両建てだと円を借りてきてドルを買って、でも同時にドルを借りてきて円を買ってになるので、金利はチャラになるんじゃ無いの?むしろ証券会社のマージン考えたらマイナスじゃないの?って話なのですが、なぜがGEMFOREXという証券会社は、ドルをロングしてもショートしてもスワップがプラスになります。
不思議です。ぼくの中でのFX界隈の七不思議の一つです。いや、ほんと不思議。
この会社は経済原則にアンチテーゼを投げかけているのでしょうか。
両建てなら為替の動きのリスクは無く、一方利息はチャリン、チャリンと毎日入ってくるわけで、最強?最強の投資なの?無敵?と当初ぼくは思っていましたが、当然リスクはありました。
リスク
ポジションを両建てにしている為、値動きのリスクはありません。下がろうが上がろうが、動きに対して一喜一憂することはありません。
しかし以下の2つの大きなリスクはあります。
証券会社が飛ぶこと
闇金ウシジマくん的な表現をしましたが、要は証券会社が持ち逃げしちゃうことですね。持ち逃げせずとも不通に経営破綻しちゃうことも含みます。
まぁこれはどんな投資にせよ親元の信用リスクはしょうがないですね。さらにGEMFOREXは海外の証券会社なので、きな臭い話もネット上では出ています。国内の会社よりもリスクは高いと言えます。
虎穴に入らずんば虎児を得ずということで、このリスクは飲み込むしかないですね。とはいえ顕在化したらいやなので、ぼくは少額でこの投資を実施しています。
ただ、GEMFOREXはライセンスも取ってあるので大丈夫だと思っています。またぼく自身は2年くらい使っていますが、今のところ不便も、怪しい事もあったことはないです。
ぼくのような目くそと鼻くそが両方とも笑うくらいの少額の取引では、カモにもならないということかもしれませんが、、、
スプレッドが広がること。
もう一つのリスクがこちらです。
このスプレッドとは、ロングとショートの値差であり、ぼくの理解では、これが証券会社の食いぶちであり、更には値動きが早過ぎた時に証券会社が市場と顧客の注文を繋ぐときの誤差のアソビの部分でありクッションになっているというものです。
これがいきなりグイーンと広がることにより強制ロスカットになってしまうというリスクがあるということです。
ちなみに究極のグイーンは、2019年1月のフラッシュクラッシュの時です。
下の図はドル円のチャートですが、フラッシュクラッシュは赤い矢印のときで、一瞬で5円以上落ちて戻りました。
このときのGEMFOREXのスプレッドは、普段がだいたい1.6pipsだったのに対して200pipsくらいまで広がったそうです。125倍です。証券会社の気まぐれがやばいです。
ATMでお金をおろすことを例に挙げると、普段100円の手数料が12,500円になるようなものです。「普段現金使わへんけど、財布に現金無いのも不安やし、10,000円くらいは持っておこか」と思ってATMで10,000円おろそうとしたら「手数料は12,500円です」みたいな感じですかね。ちょっと違うかもしれません。
とはいえ、スプレッドが200pipsになると、ロングとショートを同数持っていればポジションは差し引きゼロのはずなのに、強制的に200pips分(=2円分)のポジションが生まれてしまい、損が発生するということになります。
Gemforexは1ロット=10万通貨なので、1ロット持っていたら、20万円の含み損になります。
この損に耐えるだけの元本が無ければ、一瞬でロスカットになっちゃうということです。一撃一瞬の出来事です。怖いですね~
これらリスクを勘案した上で、資金管理をしつつ投資を行う必要があるということです。
ぼくの実際の運用
ぼくは、自分のなけなしの小遣いからこの投資に5万円を入れました。
GEMFOREXは、入金100%ボーナスキャンペーンを頻繁に行ってるのでこのキャンペーンのときに入金しましたので、元本は10万円になっています。
ロット数は、上述の広がるスプレッドをある程度カバーできるように抑えめにロングもショートも2ロットずつ、合計4ロットにしています。
これによってスワップは1日100円をゲット出来ています。
元本10万円で、4ロット保有してれば、スプレッドが普段の1.3pipsから50pipsまで広がっても大丈夫な計算です。
ちなみに週末になるとGEMFOREXはスプレッドが広がるのですが、直近の週末では9.4pipsでしたので全く問題無し、一つ前の週末では24.5pipsだったので、若干怖かったですが、まだ大丈夫と言う感じ。
これが50pipsを超えて耐えきれなくなった瞬間、元本もせっかく貯めた利息も全て吹っ飛んでしまいますので、週末が来るたびに変な気まぐれ起こさないでねと、祈っています。
で2020年7月30日にロットを保有を開始して、8月13日現在で約14日間経ちましたが、その実績はこちら。
まずはロングポジション。
含み益が30万円も出ています!
おっと含み損益に一喜一憂してもしょうがないので無視して、スワップと書かれた所を見ると600円とあり、600円儲かっていることがわかります。
そしてこちらがショートポジション。
含み損が30万円もあります!!!
おっと含み損益に一喜一憂してもしょうがないので無視して、スワップと書かれた所を見ると800円とありますので、800円利息を得ていることがわかります。
ロング、ショート合わせて600円+800円で合計1,400円。
14日間経過しているので、ちょうどシュミレーション通り一日あたり100円をゲット出来ています。
このままシェフの期限が悪くなって気まぐれサラダを雑草で作るようなことがないように、証券会社の気まぐれがドカンと発生しなければ、毎日毎日来る日も来る日も100円をゲットし続けることが出来るということになります。
但し、今年は大統領選挙もあり、番狂わせ等があれば、ドルがバコッ!っとフラッシュクラッシュのようになって元本も積み上げた利息も一気になくなってしまう可能性も否めず、兎にも角にも平穏無事に大統領選挙が終わることを祈っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。米国ドルの両建て投資。
株式投資の方はコロナの影響もあり、元本が大きく棄損していることを考えると、元本が減らないってなんて素敵なことなんだろうと改めてその素晴らしさと、精神衛生上の健全さを実感しております。
また仕事に追われた日もサボった日も淡々と100円を稼いでくれるので、これまたお金の時間的価値を味方につけて、知らない間に稼いでくれのも素晴らしいですね。
ただし、弱小の元本5万円とはいえ、毎週末に元本が飛ばないかを祈るのは少しドキドキします。まぁこれも投資にリスクはつきものなので、年利73%という驚異的な利回りを達成するためのリスクとして抱えるしかないかなと思っています。
なお、元本が飛んだらまたご報告します。
というわけでGEMFOREXでドルの両建て投資を行いたい方は、こちらから口座開設をどうぞー
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