どうも鈴木テツです。
今回は、今はやりのロボアドバイザーによる個人資産運用についてです。
その中でも最大手のWelthNavi(ウェルスナビ)を5カ月程使ってみたので、その実績と感想を報告したいと思います。
そもそもWelthNaviとは
ロボアドバイザーによる個人資産運用サービスを提供する最大手です。
2015年に創業して、2020年の12月には東証マザーズに上場というスピード感で成長。上の画像は同社のトップページですが、現在の使用者は22万人いるそうですね。この順風満帆っぷりにCEOの柴山さんもほくそ笑みが隠しきれてないですね。
そして上場以降の預かり資産の増加スピードも目を見張るものがあります。
その様子が同社HPのIRニュースで紹介されており、それがこちら。
1月5日に3,300億円、1月12日に3,400億円、1月22日に3,500億円、、、というほぼ一週間毎に預かり資産が100億円ずつ増えてます。
要すれば上場以来ガンガン金が集まってきています。
WelthNaviが取る手数料は預かり資産の1%なので、言い換えるならば、毎週毎週年間の売上が1億円ずつ増えている計算です。
CEOの柴山さんのほくそ笑みが隠しきれていない理由がわかりました。
ただこの預かり資産をCEOの柴山さんが持ち逃げするリスクもゼロではないわけですが、以下の通り名だたる企業との提携を果たせていることからも、かなり信頼はおけそうです。上場もしてますし。いや、素晴らしい。
WelthNaviを5か月間使った感想
ぼくは、2020年9月に家計からひねり出したナケナシの50万円をWelthNaviのロボアドバイザーに託しました。で、現在1月末なので、約5か月間運用してきました。
使った感想としては“最近の感じ“って感じですね。語彙力がすごく無くて恐縮ですが、そんな言葉がぴったりでした。
シンプルで洗練されていて、画面に出てくる指示通り進めていけば、いつの間にか入金が完了していて、いつの間にか資産運用が始まっています。
で気づいたときには「あとはロボアドバイザーが適宜やっておきますから~」という感じ。
言い換えると、取扱い説明書とか全くいらず、面倒な手間とかない感じ。iphoneに似てますね。触ったときからもう使えてるくらいシンプルです。
これが言いたかった最近の感じの説明です。
自分が主体的にやることと言えば「口座開設」と「入金」と「リスク許容度の設定(どれくらい資産運用にリスク取りにいきますか)」くらいで、あとは「いいのいいの、ゆっくり休んどいて~」という気ごころ知れた義理の両親の実家にいる気分で面倒が一切なく投資が始められます。
また資産状況は、操作性抜群、無駄が一切ない視認性も高いアプリで逐一状況を見ることが出来ます。
全てがスムーズにストレスなく進められるので、毎週100億円が集まるだけのことはあるという点には妙に納得させられます。
WelthNaviの5か月間の実績
快適さはめちゃくちゃいいのですが、はやりこのWelthNaviの本業は資産運用であり、資産を増やして貰わないと意味がありません。
減っていたら速攻クビ(解約)です。
得てしてこうした妙にシンプルで、スムーズに金を集める投資って詐欺じゃないですか。
というわけで、疑心暗鬼になりながら運用状況を見てみたのがこちら。
5か月間で11%も増えてる。すごっ。
WelthNaviのこと詐欺とか言ってほんとすみませんでした。
これアプリの画面なんですが、この無駄のないデザインとか、シンプルかつ洗練された色合いとか、もはや表参道のアニヴェルセルみたいな、でも資産もめっちゃ増やしてるとか、なんかもう憎い!そして完璧すぎて怖い!欠点あれ!って思います。
ちなみにポートフォリオ別の成績がこちら。
株や債券、金、不動産という分散型ポートフォリオが見事機能してます。債券、金、不動産の落ち込みを、コロナでの異次元緩和で上昇した株式で見事カバーしています。
いや、カバーではなく突き抜けてもはや爆益となっています。
素晴らしいWelthNavi!
ビバWelthNavi!!
ちなみに比較対象として、自分の2020年の株式取引の結果がこちら。

日経平均が上がり続ける中、含み損が膨らみ続けました。なんぜ??自分逆神??
そんな中で、しっかり5カ月で1割も資産を増やしたWelthNaviはほんと素晴らしいです。優秀です。
というわけで解約します。
手数料が高い
個人的には手数料が高いんですね。冒頭にも書いた通り、預かり資産の1%が年間の手数料になります。
尚、預かり資産が3,000万円を超える部分の手数料は半額の0.5%になるようですが、ぼくのような弱小にはそんなサービスをアピールされても逆撫でですね。
ぼくの場合、50万円を運用していたので手数料は年間5,000円。それが月々の手数料として400円ちょっと毎月取られる形になります。
比較対象として、ネット証券の最大手のSBI証券で50万円の株を買うと、手数料はたった税込み275円です。たったの0.055%です。WelthNaviの18分の1です。WelthNaviの1カ月にも満たない金額です。
そりゃ確かにWelthNaviは、全自動で様々な最適なポートフォリオを組んでくれて、必要に応じてポートフォリオのリバランスまでしてくれる。このリバランス(資産の売り買い)の手数料は無料です。
さらに、投資先からの分配金で手数料はカバー出来てたりするので、実質的な持ち出しは無いも言えるかもしれません。
ちなみにこちらがぼくの5か月間の運用実績ですが、手数料は2,000円程度でしたが、分配金が4,000円程ありますので、十分カバー出来ています。
このあたりをどう考えるかは個人差がありそうです。年間たったの1%で様々な運用を自動でやってもらえるというのは、妥当な金額という人もいると思います。
ただぼくのような資産運用やリバランスを趣味にしている特異な人間にとって、1%の手数料払って趣味を取り上げられるという超絶矛盾した投資方法なので、ぼくは解約することにしたというものです。
そもそもお試しでやってみたかったというものなので問題無しです。この増えた55万5千円をどこに投資しようか今からワクワクしております。
実際に出金してみると9千円減りました
アプリの資産画面が55万5千円となっているときに出金指示をすると、その指示を受けて一定時間の後、資産を売却して現金を作りに行きますので、タイムラグで受け取れるお金は若干変動します。
また海外への投資であれば、為替レートの変動の影響も多少受けて、出金指示のときと実際に返金された金額でズレる事があります。
さらに!50万円が55万円になったので、売却益が5万円発生することになります。これに対する源泉税が20%取られますので、結果実際の入金額は1万円くらい減りました。
目標金額がある方は、源泉税も考慮した上で金額を定めないと、微妙に足りないという事案が発生し、満足感に浸れないという結果になりますので、ご注意ください。
まとめ
WelthNaviを5か月間使ったまとめですが、投資したいけど面倒なのはやだ、という方にはおススメだと思います。
自動入金などの仕組み構築もめちゃくちゃ簡単にアプリで設定できますし、年間1%ぽっきりで、ほんと自動で勝手になんでも運用してくれますので。
同社のHPにも記載されていますが、結局これって従来の富裕層向けのサービスなんです。富裕層の資金を銀行や証券マンが手数料もらいながら最適なポートフォリオとなるようにリバランスを行っていく。
それをテクノロジーの力で、ロボットアドバイザーが自動で行ってくれるようになったのがWelthNaviというわけです。かつて富裕層が享受していたサービスをたったの1%の手数料で享受出来るなんて、いい時代になったものです。
リバランスが趣味のぼくは一旦WelthNaviは卒業します。しかしリバランスに疲れたら、鮭が川を遡上するかのように、ぼくもまたWelthNaviに戻ってこようと思います。ただし次は自動積立でもしてリバランスしてくれるまで使用して富裕層気分でも味わおうかなと思っております。
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