サルでもわかる【ふるさと納税の話】

節税

どうも鈴木テツです。

 

自分の中でやらなきゃ損するものの堂々第一位はふるさと納税です。

 

ですが、周りを見渡してみると意外と浸透していません。ぼくは毎年年末になるとふるさと納税をやるのですが、その際に合わせて職場の同僚なんかに聞いてみるのですが、誰もやってないですね。

 

たまに友人家族の中にやってる人がいるくらいで、職場の20代の独身の若者なんかは「なんか確定申告とか面倒そう」「肉とか魚もらっても困る」「自分の生まれ故郷に納税してもなぁ」という反応です。

 

こういった何も知らないで知らず知らずのうちに機会損失をしている後輩諸君を見るとつい

 

 

 

 

ボコボコにしたくなります。

少しは調べろし、この情弱がぁぁぁぁ!!

 

って。

 

でも、冷静に考えると自分も20代の頃なんて確定申告?なにそれおいしいの?という教養っぷりでしたし、ふるさと納税なんて聞いてたかもですが記憶にないですし。

 

そこで結婚後、守銭奴の鬼と化したぼくがサルでも情弱でもわかるふるさと納税について説明したいと思います。

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ふるさと納税とは

ふるさと納税とはズバリ何なのか。それは!

 

無料の買い物です。

 

「納税」とか「自己負担2,000円」とか「確定申告」とか言い出すと、かつての自分がそうであったように独身お金への感度バリ低の情報弱者は、わからんわからん怖い怖いとなって、そもそも確定申告って年末調整と何が違うの?あぁぁぁわからんわからんとなります。

 

んで「自分のふるさとって言っても名産品とかよくわからんし、米とか貰っても自炊しないし、、、」とあれやこれやのやらない言い訳を並べて結果、

 

ビール飲んでYouTube観よとなるわけです。

 

それを無料で買い物といえば「無料で買い物!?」とオウム返し的な反応にはつながるわけです。

 

無料で買い物と言っても、正確に言えば徴収されることになっていた税金で買い物が出来るという制度。

もう少し正確に言えば徴収されることになっていた税金を違う自治体に払えば返礼品として色々なものがもらえる制度です。

 

いずれにせよ結果として払う予定だった税金を買い物に充てるだけなので出費は0円。

でも欲しいものがもらえるのでむしろお得。

つまりやらなくてもやっても出費自体は変わらない。

でもやらなかったら返礼品がもらえない分、やらなきゃ損ということですね。

 

で、もらえるものも米や肉や魚でしょ、という先入観がある人がいますが、そんなことはないです。

自分もよく利用している楽天のふるさと納税の返礼品のカテゴリーはこんな感じです。

家具も家電もあり、もう普通にネットで買い物するのと同じようなものですね。

 

こんなん5秒あったらスマホで確認できるんで、それをいまだに「米とか肉とか魚もらってもねぇ、、、」という後輩はやっぱり赤っ恥甚だしいわけで、そんな後輩にはやっぱりこれしかないです。

 

 

 

 

で、ここで、日本一やらないと損するだけの制度なのにここまで浸透していないのには、そもそも総務省の案内の仕方が悪いんじゃないかと思って調べてみました。

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総務省のポータルサイト

上の画像が総務省のふるさと納税ポータルサイトのトップ画面ですが、やはり「ふるさと」押しですね。上は水田と農家の方の光景ですが、その他には田舎の学校だったり、漁港の写真だったり。

 

そりゃ米とか魚もらえる制度って思っちゃいますよね。

 

そもそもふるさと納税という制度が作られた背景や目的は「生まれ育ったふるさとに税金を納めたいという人の要望に応える」ってことなので、ふるさと押しになってます。

 

ですが実際にはHPの制度の説明にもある通り「自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度」でもあるので、やっぱ「ふるさと」という名称が良くないですよね。

 

この言葉が自分の生まれ育った場所に納税するもんだという根強い誤解の温床だと思います。

 

そしてHP上のふるさと納税の概要にはこういった説明もあります。

「納税」という言葉がついているふるさと納税。
実際には、都道府県、市区町村への「寄附」です。

納税というより寄附という説明。

 

でも、日本の独身20代の若者には、納税という言葉も寄附という言葉も結局NGワードだと思います。

 

ふるさと納税ってやたらとCMしたりしてるけど結局なんだろう?と思ってスマホを開いてグーグルでこの説明が出てきた瞬間、スマホはもう荒野行動かジャンププラスを開いていると思います。

 

納税なんて、なんかわかってないけどまぁ自動的に行政が取っていくものという認識で興味ないし、キリスト教の意識のない我々に寄附という精神はなかなか根付いてなくて、せいぜい募金どまり。

 

そんな意識の中で「納税じゃなくて寄附ですよ~」という説明を受けても、理解できない言葉と理解からは程遠い言葉が連なっていて、もうチンプンカンプンになって、よしよくわからん事がよくわかった、となって荒野行動でもするか、となるわけです。

 

さらに「自己負担2,000円で」とか聞かされたら「えっ?詐欺?2,000円も取られるとか聞いてない。あんだけCMしてるのもそうゆうことか」となって、怖い怖い漫画読もう、となるわけです。

というわけで、「ふるさと」もダメ、「納税」もダメ、「寄附」もダメ。

 

全部NGワードなので、名称からすべて変えない限り、この制度の普及はしないということになりますね。

 

制度うんぬんというより日本の若者の税金とかへのリテラシーから向上させるべきな気もします。

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まとめ

というわけで、サルでもわかる【ふるさと納税】と銘打って説明しようとしましたが、サル(=昔の飲み会しか興味のなかった自分を含む)には納税とか寄附とかは高尚すぎる言葉なので、すぐに眠くなるので禁止。

 

するとそれ以外の言葉で、しかもサルが「うん?」と興味を惹くような言葉を使う必要があるので、ぼくの案は「無料で買い物できる制度」となります。

 

これでも普及しなかったら、もう制度の名称ではなく、ふるさと納税の仕組みを義務教育に入れるしかないと思います。そしたら税金のこと、地方活性化のこと、アマゾンポイントのこと、色々学べて日本人のリテラシーの底上げになると思い、ふるさと納税=米もらえるとかいう輩がいなくなりますので。

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